この記事の監修・筆者
yuuko
資格:骨格スタイルアドバイザー1級 / 顔タイプアドバイザー®︎1級 / パーソナルカラーアドバイザー / プロフェッショナルメイクアップアーティスト(JAPAN ARTIST UNION) / メイクセラピーアドバイザー(一般社団法人メイクセラピストジャパン)アパレル歴20年以上、15年を店長職として勤務経験あり。4万人以上のファッション提案を経験し、企業様からの依頼も多数こなしています。
骨格診断の自己診断を信じていい?
骨格診断は、自分の体型や特徴に基づいて最適なファッションスタイルを見つけるためのツールです。しかし、自己診断を試みる際に以下のような悩みを持つ方も多いでしょう。
- どのタイプかわからない
- 本当に合っているか不安
- 太っているから自己診断できない
実際診断にお越しの方々の中には、自己診断をしてくる方もお越しいただきます。お話しを聞いていると、自分の体のコンプレックスにとらわれて、その要素が当てはまる骨格タイプだと思い込んでいる事が多いです。
例えば「お尻が大きいからウェーブに違いない!」と思ってネットに溢れている自己診断をすると、ウェーブにしか思えなくなります。【骨格ウェーブ=お尻が大きい】という情報にとらわれている例です。
結論、自己診断を強く信じすぎるのはよくないです。客観的に見ることが大事になるので、強く信じれば信じるほど精度にかたよりがでます。体全体の客観的な触診や視診が必要です。
とはいえ、骨格診断の自己診断に関する、よくあるお悩みを解決する方法をご紹介します。
お悩み① どのタイプかわからない
骨格診断は、自分の体型に合ったファッションスタイルを見つけるための大切なステップです。しかし、自己診断を試みたときにどのタイプか迷ってしまうこともあります。ここでは、どの骨格タイプかわからない場合の対処法をご紹介します。
骨格診断の基礎を理解する
まず、骨格診断には大きく分けて3つのタイプがあることを知りましょう。それぞれの特徴を理解することで、自分に近いタイプを見つけやすくなります。
ストレートタイプ:立体感があり筋肉も感じさせるメリハリボディ。
ウェーブタイプ:骨が細く筋肉よりも脂肪がつきやすい。なだらかな曲線を描くボディ。
ナチュラルタイプ:骨や関節が目立つ筋肉や脂肪があまり感じられない、フレームがあるボディ。
具体的な観察ポイントをチェックする
自分の体をじっくり観察して、まずは以下のポイントに注目してみましょう。
【肌の特徴】
ストレートタイプ:弾力とハリを感じる
ウェーブタイプ:皮膚の薄さと柔らかさを感じる
ナチュラルタイプ:柔らかすぎないマット、ドライ
【鎖骨の特徴】
ストレートタイプ:目立たない
ウェーブタイプ:華奢に出ている
ナチュラルタイプ:目立つ
鏡を使って自己チェック
大きな鏡を使って、全身をチェックしてみましょう。正面、横、後ろから観察することで、自分の体型の特徴をより明確に捉えることができます。
他の人の意見を聞く
自分一人で判断するのが難しい場合、家族や友人に見てもらいましょう。「どのタイプだと思う?」というのを数人に聞いてみてください。他の人の目から見た意見は、意外と参考になることが多いです。但し鵜呑みにするのはよくありません。
オンラインで複数の自己診断ツールを活用する
インターネットには、無料で利用できる骨格診断ツールが沢山あります。複数のツールを試してみて、共通する結果を探すのも一つの方法です。ただし、お客様のお話を聞いてると、余計迷子になってしまうこともあるので要注意です。
プロの診断を受ける
最も確実な方法は、骨格診断のプロに相談することです。たくさんの人を診断してきたプロは、細かな特徴を見逃さずに診断をしてくれます。自分の骨格タイプを知ることで、より魅力的なファッションスタイルを見つける手助けになるでしょう。
まずは気軽に試してみて、自分に合った方法を見つけてください。
まとめ
まずは基本的な各骨格タイプのポイントを押さえ、自分の体をじっくり観察することが大切です。他の人の意見も聞くことで、正確な結果を得ることができます。
お悩み② 本当に合っているか不安
骨格診断は、自己診断の結果がバラバラになり迷ってしまうこともあります。ここでは、自己診断の骨格タイプが本当に合っているか、不安になった場合の対処法をご紹介します。
自己診断の結果を確認する
まずは、自己診断の結果を確認し、自分の体型と合っているかどうかを見直してみましょう。各タイプの特徴は以下の通りです。
プロが発信している、写真や内容を確認する
プロの方のSNS投稿記事で、体の特徴の写真をあげている人も多いので客観的に見てみましょう。気をつけた方がいいのは、プロ以外の方も診断を受けたことがある方が発信しています。資格の有無関係なく発信できるので、情報元は注意しましょう。
各タイプで似合うと言われているアイテムを着てみる
診断結果に基づいた似合うと言われているアイテムを着ててみるのも一つの方法です。お店に行けばたくさんのアイテムが売っています。たくさんのお客様に試着していただく中で、自分で選んだことがないアイテムも実は似合うという事が多々あります。自分に合ったスタイルが見つかれば、診断結果に自信を持てるでしょう。各タイプの特徴は以下の通りです。
プロの診断を受ける
自己診断に不安がある場合、骨格診断の専門家に相談するのが最も確実です。プロの診断を受けることで、自分の骨格タイプがわかるだけではなく自分の体の特徴がわかります。
まとめ
骨格診断の結果に不安を感じた場合でも、いくつかの方法でその不安を解消することができます。自己診断の見直しや他の人の意見、複数の診断ツールの利用、そしてプロの診断を受けることで、正確な骨格タイプを知ることができます。
お悩み③ 太っているから自己診断できない
骨格診断は体重や体脂肪に関係なく、骨の形や関節の特徴に基づいて行われます。体重の増減はあっても、骨格そのものは変わりません。自己診断をしたいけど、太っているからわかりにくいと感じている場合の対処法をご紹介します。
骨の特徴に注目する
関節に注目しましょう。膝・肘・手の関節を触ると、どの程度目立つかをチェックします。
【関節の特徴】
ストレートタイプ:目立たない
ウェーブタイプ:少し出ている
ナチュラルタイプ:目立つ
体重ではなく骨格に注目する
骨格診断は、体重や体脂肪ではなく、骨の構造や形状に基づいています。体重が増減しても、骨の位置や形は変わりません。自己診断の際は、骨格そのものに集中しましょう。
手持ちの様々な服を着て、客観的に見る
自分の手持ちの様々な服を着て、客観的に見てみましょう。正面、横、後ろからのシルエットを見ることで、体型の特徴がより明確に見えてきます。自分で着太ると感じるものと着痩せして感じるものに仕分けしてみてください。これにより、自分の骨格タイプを判断しやすくなります。
プロの診断を受ける
自己診断が難しいと感じる場合、骨格診断の専門家に相談するのが最も確実です。専門家は、体重や体脂肪を考慮せずに正確な診断を行ってくれます。また、気にしている部分をカバーする着方のバランスを、お一人お一人に合った内容で教えます。
まとめ
骨格診断は、体重や体脂肪に関係なく行うことができます。自己診断の際は、骨の形や関節の位置に注目し、体重ではなく骨格そのものに集中することが大切です。鏡や写真を活用し、必要に応じてプロの診断を受けることで、より正確な結果を得ることができます。よくあるのは、「痩せてから行こう!」というという気持ちもわかります。しかし、早く知っていた方が着痩せする方法がわかる診断なので、活用しながら痩せたい場合は痩せることを目指すのもいいのかなと思います。
最後に
骨格診断の自己診断は、冒頭でお伝えした通り客観的に見ることが大事です。自分に合ったファッションスタイルを見つけて、より自信を持っておしゃれを楽しみましょう。